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ベル&ロスの腕時計

航空業界と密接な関係を持つベル&ロスの腕時計が、空を越えて、ついに宇宙空間まで到達してしまった(?)。今回紹介する新作は、まさにスケールの大きさが魅力。ダイアルで表現されているのは、「宇宙から見た地球」なのである。

とにかくまず、時計を見て欲しい。これほどまでシンプルかつ「直球勝負」で宇宙を表現した腕時計が、かつてあっただろうか。ベル&ロスが得意とするブラックセラミックの角形ケースの中には、今にも動き出しそうな宇宙空間が閉じ込められている。

この時計を製作したクリエイティブディレクターのブルーノ・ベラミッシュは「国際宇宙ステーション (ISS) の観測用モジュールであるキューポラの舷窓から、この時計の インスピレーションを得ました。宇宙から見た地球を、月や火星と並べながら想像しました。計器時計の技術的な解釈ではなく、想像的なアプローチを取り入れることで、新しい次元への挑戦を行いました」と語っている。

もちろんこの新作は、腕時計のダイアルをキャンバスにしただけではない。しっかり時計としても役割を果たしている。時計を見れば直感的にわかるかもしれないが、時刻表示のしくみを解説しておこう。

まず秒針の役割を果たしているのが、シルバーカラーの小型衛星。青い地球の周りを1分で1周する。分針を担当するのが「月」で、地球の周りを1時間で1周。そして小さな赤い火星が時針の代わりとなり、12時間で1周する。

地球の「裏側」のしくみをお伝えすると、「小型衛星」と「月」は実際にセンター運針する針の先端に取り付けられている。「火星」は、針ではなく透明なクリアディスクに描かれており、このディスクが回転することによって時刻を表示する。
中央に鎮座する地球が、あまりにも「リアル」に感じるのは、なぜか。それはまるで、月の上に「浮いている」ようにも見える。実際、中央の地球は、月の上に存在している。つまりサファイアクリスタル風防の内側が球体形状にカットされ、地球はその裏面にデカール処理されているのだ。

これらのアニメーションを際立たせているのが、ベースになっているアベンチュリンダイアル。キラキラと輝くミステリアスな内部反射によって、果てしない宇宙空間の奥行きを表現している。
< 2025年05月 >
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